【里山登山】秩父の里山、一日二山 by おんせん   

2017年 09月 24日

2017年9月18日
行程 名栗元気プラザ駐車場-伊豆ヶ岳(周回)
   長若山荘-釜ノ沢五峰(周回)
​参加者 スモーキー、隊長、おんせん

この日は、某ゲレンデで外岩トレーニングの予定だった​が、台風の影響でまだ岩が濡れているので急遽、近くの伊豆ヶ岳に行くことになった。

伊豆ヶ岳は、サイクリングでよく使われる秩父の正丸峠手前の山伏峠から50分ほどで行ける楽勝な山だ。標高も850mしかない。ところがここに男坂というなかなか手強い岩壁が待っていたのだ。隊長は、ここは3度目。高校生の時に来てこの男坂を登り、山の面白さを知った思い出の山だ。おんせんは、事前の下調べを少ししていたので、ヘルメット装備で乗り込むが、スモーキーさんは、まさかそんなもんがこんな山で必要か?というような顔をしていた。

登り初めて30分で、その壁が目の前に現れた。うわ!これは凄い。推定斜度60度の壁だ。40mほどの高さがある。落ちたら大けがは免れない。まあ鎖もあるので、落ち着いて登れば技術的に難しいことは全くないのだが、ここの岩質がちょいとスベリ易いのが怖い。

▼男坂の注意看板。


▼いきなりこの斜度にビビる。
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10分ほど岩と戯れて無事クリア。

▼途中の岩場からの展望。

伊豆ヶ岳山頂は、眺望がほぼない。山頂の上空が開けているのみ。が、今日はこの空間がポイントになった。伊豆ヶ岳の稜線をサシバが渡って行くのが見える。山頂にいた愛鳥家が言っていたので間違いない。タカ族のサシバは、秋になると南洋に向けて渡りを始めるのだ。伊良湖岬なんかが渡りスポットとして有名らしいが、ここも通な観察ポイントの様だ。

▼サシバ観察中。

下山道で隊長がちょっと待ってと地図を確認し出した。登山道は明確なのにどうしたのかなと思ったら、ここから登山道を外れて北の尾根を行けば近道になる。杉林なので藪も薄いと判断した様だ。相変わらずの薮漕ぎ隊長だ(この日はほとんど藪はなかったんですけどね)。

▼今日も道を開拓。

ショートカットも概ね成功し、お昼前には下山してしまった。

ここで隊長から提案が、この近くに釜ノ沢五峰という面白い山があるのでもうひと山、行ってみようと。下山した後さらにもうひと山というのは、おんせんも初めての経験。まだまだ時間があるので、行ってみることになった。

ここも最高標高は500mほどの低山。稜線上に5つの峰が連なっていて信仰の山だという。その稜線の先に兎岩というちょっとスリルのある岩の稜線があるらしい。

▼里山とはいえちゃんとした登山口がある。

15分も登ると最初のピーク、一の峰が現れた。なかなか開放的で景色もいい。ここで遅いお昼ご飯となった。

▼こんな石の標識が峰毎にある。
▼結構険しいとこもあったりする。
そして、およそ5分から10分おきに二峰、三峰と次々に現れる。なかなか飽きない山だ。里山にしては、結構楽しい。この先にも開けた峠が出て来たり、最後の兎岩といいここは里山百名山があればきっと選ばれるに違いない。

なかなか現れない兎岩に、道が違うのではとやきもきしていたが、最後の最後でとうとう兎岩が現れた。手すりがビシっと付いているのが残念だが、これがないとかなりデンジャラスに違いない。

▼兎岩でパチリ。
▼遠くから見た兎岩。

3時間ほどで下山。たまにはこういうお手軽里山登山もいいものです。高山や深い山と違って里に近いというなんとも緩い感じが気楽でいいですね。


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# by yamaoyaji_club | 2017-09-24 20:26 | 山の話題 | Comments(0)

柳沢峠ふたたび by 局長   

2017年 09月 11日

2017年9月9日
メンバー: 局長+会社のサイクル仲間
自宅~青梅~奥多摩~丹波山~柳沢峠~塩山  約100㎞

今日は会社仲間のお誘いで、柳沢峠を越えて塩山にある会社同僚のご実家が営む葡萄農園で葡萄狩り、という趣向。

リーダーの指示は奥多摩駅に8:30AM集合とのこと。 半数のメンバーは輪行で奥多摩までなのだが、自分はやはり自走で行こうと決心。
時間が読めないので5時20分自宅を出る。 9月になると朝5時ままだ薄暗い感じでライトを点灯して 国道16号を八王子に向けて進む。 涼しくなってきたことと早朝ということで爽やかな走行感だ。 しかし、帰りの輪行バッグと履き替えの靴を入れたザックを背負っているので少々うっとおしい。

八王子市内から秋川街道を経て高尾街道に入り、新滝山街道経由でサマーランド入り口前を通過し、あきる野ICを越えて進む。
朝は車が少ないので走りやすい。 柳沢峠に備えて脚を使わない走行を心掛ける。
夏の甲子園で有名になった東海大菅生高校の横を通過して吉野街道 友田の交差点に6時30分過ぎに到着。 頑張らない割には良いペースだ。 

ここから吉野街道を古里に向かう。
ここもマイペース。 
▼7時30分ころ古里駅前のセブンイレブンにて休憩、補給をとる。 そして貧乏パンと梅干を購入。
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8時に奥多摩駅到着。 
到着電車を待つ間に駅を散策。

▼お稲荷こみち。 風情がある横丁。
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土曜日の朝に奥多摩駅に居るのは初めてだが、電車が到着すると大変な賑わい様だ。
山歩きの客は当然、サイクリストも多数輪行で到着する。

▼みんなどこへサイクリングに行くのだろう?
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支度をして8時45分頃出発。 柳沢峠は38㎞先だ。
奥多摩湖、湖畔道を通過して丹波山村へ。 
だんだんきつく成ってくる。

▼丹波山道の駅で休憩。 かなり参っている。 背中のザックの重みで腰がつらくなってくる
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丹波山道の駅からひたすら我慢の登り。 以前、塩山側から登ったが、その何倍もある距離に感じる。
そうこうしているうちに わらび餅のお店「はまやらわ」に到着。 もう休んじゃう。

▼生わらび餅 黒糖 をいただく。 プルプルして瑞々しくて美味しい。
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さあ最後のアプローチだ。 あと3㎞の我慢。
しかし、この残り3㎞がさらに斜度が急になってもう這うように進む。

▼おお、この景色。 峠はすぐそこだ。
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やっと到着。 久しぶりに辛く苦しい峠を体験しました。 途中寄り道などしたので到着12時30分。

さあここから豪快なダウンヒルが待っている。 超気持ちいい。

▼途中は絶景の宝庫
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▼そして塩山市内に入り、社員のご実家の葡萄農園へ。
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▼巨峰にベリーA、シャインマスカットなどを楽しみました。 ワイン好きの自分としてはベリーAに惹かれました。
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そして翌日の八ヶ岳ハイクのお供のおんせんさんが塩山駅で待っていてくれた。

桃の里温泉で汗を流し、2人なので夕食は 本田の思い出の居酒屋 さんばん (前に行ったときは「にばん」だった)に突入。 相変わらずの人気店で美味しくいただきました。
さんばん




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# by yamaoyaji_club | 2017-09-11 18:00 | ロングツーリング | Comments(3)

八ヶ岳・横岳。ついにガス男のジンクス晴れる。 by おんせん   

2017年 09月 11日

2017年9月10日
行程 海ノ口別荘-杣添尾根-三叉峰-横岳(ピストン)
参加者 局長、おんせん
獲得標高 1069m

八ヶ岳のメジャー峰の中で横岳だけが未登というのが気になっていたおんせんは、局長をさそって杣添尾根ルートを計画。

杣というのは、そまと読んで材木を切り出す山という意味らしい。杣添となってどういう由来になるのかは、調べても分からなかった。他の尾根に比べて木が立派ということでもなさそうだ。

6時過ぎに海ノ口別荘地の駐車場に到着。15台ほどのキャパに半分くらい。余裕。6時20分、杣添尾根登山口をスタート。
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局長は前日は、自転車で柳沢峠を越えて来ていて、獲得標高は1500mほど。翌日の今日、今度は登山で獲得標高1000m越えというなかなかハードな週末となった。自転車と登山とは使う筋肉が違うのか、特に今日の登山開始時に脚が疲労しているということはなかったとのこと。

別荘地の中の登山道を20分ほど行くと、なんだか見覚えのある場所に出た。2007年12月にMTBで走った南八ヶ岳林道の貯水池に登山道は出会っているのだ。ほぼ10年後にここに徒歩で来ることがあるとは夢にも思わなかった。

▼ここが10年前にマウンテンバイクで来たところ。
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ここから本格的登山道になる。気持ちのいい樹林帯を緩やかに登る。そのうちにシラビソの濃い林になる。急登が続く。登れども登れども同じ様な樹林が続く。飽きる。標高2500mくらいで森林限界に出ると予想して、2時間の単調な登りに耐える。

▼シラビソの樹林帯が続く。
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枯れ木帯を越え、段々木々の背が低くなって来た。いよいよ森林限界を越えて展望が開けるかと思ったら、尾根を外れトラバースルートになった。今度はダケカンバの樹林帯になった。なかなか横岳は姿を現さない。前衛峰の三叉峰すら見ることができない。

▼枯れ木帯。縞枯れはシラビソ特有の現象。
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▼今度はダケカンバの樹林帯に変わる。
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登り初めて3時間ちょい。ついに横岳の前衛・三叉峰が目の前に現れた。大丈夫ガスってない。実は、おんせんと局長が一緒に登ると山頂はいつもガスの中というジンクスが生まれている。白馬蝶ヶ岳塩見岳甲武信とガスっている。低山なら晴れるが高山はダメということになってしまっていた。ついに今日そのジンクスを破ることができそうだ。

▼ここからハイマツ帯。三叉峰が見えてきた。

▼左手にはヤツの主峰・赤岳。
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ハイマツ帯は15分ほどで突破して、三叉峰から20分ほどで山頂だ。

▼三叉峰は、左に行くと赤岳、右に行くと横岳。

10時10分。登り初めてから3時間50分で横岳山頂の奥の院に到着。雲が多く、夏のような雰囲気で富士山など遠くの景色はイマイチだが、赤岳、阿弥陀岳、硫黄岳などのヤツのビューは最高。川上村や諏訪方面など下界の景色もよくみえる。最近すっきりした景色が見えず「もやもやヤマーズ」な局長もスッキリ。
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前回YOCで登った硫黄岳が隣に見える。
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▼赤岳と阿弥陀岳。
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▼直下は、大同心の岩場。ロッククライマーが見える。
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下山はつまらんねといいながらも、いい天気に恵まれてジンクスを打ち破った二人は意気揚々と13時45分、無事下山。下山と同時に雨が降って来て、八ヶ岳は雲の中となった。こういうのはなんだか得した気分になる。次回はどこに行こうかな。

▼こんな尾根を登って来た。
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▼【おまけ】笹子トンネルの先で大雨。同時に虹も出ていた。
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# by yamaoyaji_club | 2017-09-11 00:28 | 山の話題 | Comments(3)

「シャクナゲ」だけじゃないよ甲武信ヶ岳 by 局長   

2017年 08月 29日

2017年8月27日
メンバー: 隊長、おんせん、スモーキー、局長

局長としては最後の山歩きが2016年末の男山以来。
一方、他のメンバーはこの道数十年の隊長をはじめ、ここ15週間山を歩き続けているというおんせん隊員、沢登りを修業中のスモーキーという顔ぶれ。 局長としては足を引っ張らないかちょと心配。

ルートは毛木平から千曲川源流を経由して甲武信ヶ岳、その後埼玉県の最高峰、三宝山から十文字峠経由の周回。
▼ルートはこんな感じ

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実は局長はこの甲武信ヶ岳を十数年前に一度やっている。その時期は5月、まさにシャクナゲ真っ盛りの山行だった。
どんなルートか記憶が薄れているが鮮やかなシャクナゲの花々はくっきりと記憶に残っている。

千曲川源流も残雪の中だったな~、、そして甲武信小屋の幕営地でYOCテントのデビューだったな~(遠い目)

今回のプランは日帰り周回。 局長は前回の1泊2日の山行のイメージでかなり余裕な印象を持ったまま参加。
が、後で判ったことだが日帰りプランではかなりなタフコースだったのだ。15㎞近くあるルート長、獲得標高は2000m近い(未確認情報)

▼隊員4名は6時45分に毛木平を出発。

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最初は順調に渓流沿いを進む。 涼しく爽やかな歩きだ。途中渓流釣りのおっちゃんたちもちらほら。 「尺モノが居るんだよ」、というコメントを頂く。

▼ルート上は苔むした岩、倒木の連続。 さすが千曲川の源流域だ。

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▼なめ滝

ところで局長は歩くのが遅い。いわゆる「天使の曳き」。ところが他のメンバーは皆歩行のピッチが速く、局長は終始遅れ気味でヒーコラ追いかける。時々前に出て蓋をするが後ろからのプレッシャーですごすご後方へ、、。

こんなことを繰り返し、順調にプロローグをこなし、9時30分千曲川源流に到着
▼夏の源流標識、ここから信州、越後を抜けて信濃川として日本海まで旅をする最初の水

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ここまでのルートは渓流
さあ、ここから直登で甲武信ヶ岳へ詰める

▼甲武信ヶ岳登頂(2475m) (10時20分)

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山頂は晴れているのだが、周りがガスっていて眺望がほとんどない。 う~む残念。
心の眼で南アルプスから富士山などを眺める。

局長は腹が減ってランチタイムを申し出るが、まだ早いというメンバーの異議により三宝山まで持ち越しとなる。

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ここから一気に下りまた昇り返し、の繰り返し。 
前半の変化に富むルートと違い「飽きる」。  その理由、前回はシャクナゲを眺めながらだったから気分が紛れたのだが、この8月では葉っぱだけ。地味な山になってる。
そうこうしているうちに目指す三宝岩を見逃し、三宝山に着いてしまった。(11時15分)
▼三宝山は地味なお山。埼玉県の最高峰なのに、、。(2483m なんと甲武信ヶ岳より高い)

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▼三宝山から甲武信ヶ岳を望む

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おそらくシャクナゲの季節のみ賑わうのだろう。埼玉県民の皆さん、登ろう。
ここでランチを済ませ、十文字峠を目指す。
▼花の山

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▼きのこの山?
シャクナゲは無い(偶然に1つだけ咲いていた、上の写真)が、この時期いろんなきのこが生えてます

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きのこを見たり花を愛でたりしたが、それでも帰路のアップダウンはきつい。
▼いくつかピークを越えてゆく。
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それに加えて隊長がすぐ藪漕ぎを始めるもんだから後続隊は大変。
しまいには足がすくむ様な岩峰に登り始めた。

▼武信白岩山 (こわいよう)



▼岩峰でご満悦のおんせん隊員
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▼尻岩(大小ある)
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▼ようやっと十文字峠。 あと1時間ちょっとで麓だ。
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この十文字峠が標高2000mほど。 ゴール地点の毛木平の標高1450mくらいまで500mを下り続ける。黙々と、、。

▼16:30 ゴール。 ほぼ10時間の日帰り周遊山行でした。
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おまけ: 帰途の中央高速は小仏トンネルを頭に30㎞の渋滞。
隊長のリードでまたもや路上の藪漕ぎ、ならぬ抜け道大作戦で帰宅しました。

皆さんお疲れさまでした。






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# by yamaoyaji_club | 2017-08-29 02:00 | 山の話題 | Comments(4)

【YOC沢登り】前川大滝沢・やっぱりナメが好き! by おんせん   

2017年 08月 26日

2017年8月19-20日
参加者 隊長、セカンド、おんせん
行程 滑川橋-ナメ連続帯-前川大滝-(登山道)-ホラノ貝沢ーヒョングリ滝-Y字滝-桶木沢-登山道-福島屋旅館
データ 高低差 約600m 行動時間 遡行7時間・下山2時間(食事時間含む)
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YOC沢登り第3回は山形県の前川大滝沢だ。ここはナメの美渓で人気のスポットだ。土曜日にやる予定で出発したが、天気予報がイマイチで日曜日に変更。金曜日に出発して、前日は道の駅土湯で幕営。土曜日は、ガスの中安達太良山散策と東北サファリパークで遊ぶ。

▼東北サファリパーク、意外に楽しいところ。
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▼宿近くのレトロな駅、峠駅。スノーシェッドがかかっている。
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土曜日の宿は、滑川温泉の福島屋。秘湯として有名な宿だ。素泊まり2800円で泊まるが、鍋や食器、台所あり、ガスも10分10円で使える。3つの風呂が入り放題。こんな宿ははじめてだ。おまけに部屋まで荷物を運んでくれるというおもてなし。

日曜朝、6時に宿を出発。天気は曇り。少しガスも出でいる。前夜の雨で沢は水量が多い。水量が多いと沢は難易度が上がる。

6時11分、入渓。新潟から来たという6人パーティも続く。いきなりのナメだが、この程度はここでは無視されるレベル。

▼先頭は隊長。そしてセカンドさん、おんせんと続く。
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隊長のルート取りは迷いがない。滝などの難所に来ると、慎重にオブザベーションし、ルートを決める。隊長のルートは、危険や水没は、極力避けるルート取りだ。我々の力量を考慮してのものか。

後続のパーティは、基本真っ直ぐ進む。釜もドンドコ泳いでいる。若者らしい攻め方だ。沢はどう登ってもいい自由なところがいい。

最初の滝をクリアすると長〜いナメが現れた。人生初のナメ歩きだ。ナメを歩きたくて沢登りを始めたのだ。沢3回目にして目標達成してしまった。

▼このままずっと続いて欲しい素晴らしいナメ床。
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最初のナメはおよそ200mほど続く。この山自体がこういう岩盤で出来ていて、水流が激しいので、岩やら砂やらが全部流されてしまってこういうナメになったのだろう。岩は総じて赤い。鉄分が含まれているので、こうなるようだ。水も鉄の味がするらしいが、試さなかった。ちなみに左側からの枝沢の水は鉄の味はしなかった。


最初の方に出て来る滝は比較的優しく隊長からお助けヒモも出なかった。ここの沢は、フェルトソールよりゴムソールの方が断然グリップがいいらしい。どんな岩質だとそうなるのかイマイチわからない。

確かにフェルトだとフリクションがイマイチでドボンしたのが一回と、クライミング中に(30センチほどだけど)ずり落ちたのが2回ほどあった。ゴムソールだったらどうだったのか。

2つほど小滝を越えると今度は300mのナメだ。もうなにもいうことはない。



そしてそのナメの先を緩く右に曲がった先に前川大滝が見えてきた。写真では、とても100m以上あるようにはみえなかったが、実物を見ると間違いなくある。熊野育ちのおんせんは、133mの直瀑である那智の滝が基準なのだが、あの高さでこの広がり。那智の滝とは全く世界が違う。袋田の滝に似ているが、向こうははっきりと4段に分かれていて、水流が真っ直ぐなのに対して、前川大滝は、末広がりで水流はくねくねとなんとも言えない雰囲気を醸し出している。
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大滝に満足して、先へ向かう。滝の右側から巻道があるらしいが、滝の脇はデンジャラスなトラバースとなっている。われわれは安全を期して、一旦登山道に戻るルートを取る。

大滝を越えると次々に個性的な滝が現れる。水流がエックス状になった滝、ヒョングリ滝、渦巻きのような水流の滝(名付けてホラガイ滝)。

ヒョングリ滝とは、水流が岩に当たるなどして跳ね上がる滝のこと。ここのヒョングリ滝は、巻かないと行けない。明瞭な巻道が見当たらず、樹林帯を直登する。斜度60度はありそうな壁を木を掴みながら登る。前をセカンドさんが行く。いやはやこんな薮漕ぎというか凄い斜面を泣き言ひとつ言わず登って行くとは凄いわ。隊長の一番弟子だけある。ちょいと高く巻きすぎて15分ほどもがいて沢に復帰。


▼巻道。この辺はまだ道らしいところ。
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▼ヒョングリ滝。中間でちょいと跳ねている。
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▼大岩の間を登る。腕力と脚上げが必要な箇所。
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後半の核心部はY字滝だ。ここは、滝の取付きまで泳がないといけない。泳ぎ自体は問題はないが、身体の冷えが気になる。

案の定、Y字滝以降は寒くてガタガタ震えが出て来た。晴れていればなんということもない水温もこの天気では一歩間違えると低体温症だ。

▼ナメ小滝。おんせんのルートは、最後フリクション不足で苦労。
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(ここから先は、寒さに震えて写真撮る元気もなし)

13時に桶木沢の出合に着いたところで、タイムアップ。ここで昼飯を食って、桶木沢から登山道で下ることにする。

▼飯は前回好評だった冷やし坦々うどん。
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食事後出発時に、セカンドさんに異変が。終盤に水中で捻った足首がどんどん痛くなって来たと。なんとかだましだまし行ってもらうしかない。桶木沢の滝は比較的易しくなんとかクリア。登山道もすぐに見つかった。後は、2時間弱下るだけ。

道は夏草が生い茂って、ほとんど藪状態。道にはトロッコのレール跡がある。どうやら鉱山で使用していたトロッコ道が登山道になっている様だ。この道が山と高原地図で実線となっているのは驚きだ。バリエーションにしておかないとハイキング気分で来た人はビビるだろう。

15時40分宿の駐車場に帰着。

沢3度目にして、最高の沢に来てしまった。隊長からこれ以上の沢はないかもよと言われてしまった。とにかく明るく開放的な渓相。どこまでも続くナメ。ひとつひとつの滝が個性的。その頂点に前川大滝。豊富な水量と深いカマ。

端的にいうと美しく清潔感あふれるふところの広い沢だ。自然の造形あるにもかかわらずどこか作意の感じられる風景だ。神がいるとしたら、神のセンスを感じさせる沢だ。

これは暫く他の沢では満足できないかもしれないな~。

【おまけ】沢にもキレイな花が咲いている。上は、名前忘れました。下は、カラマツソウ。
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# by yamaoyaji_club | 2017-08-26 09:45 | 山の話題 | Comments(2)

【憧れの表銀座】よう霧よ今日もありがたくないぜ by おんせん   

2017年 08月 18日

行程
1日目 中房温泉-燕山荘-大天井岳(標高2922m)-赤岩岳-ヒュッテ西岳(泊)
2日目 西岳(2758m)-東鎌尾根-槍ヶ岳(3180m)-西鎌尾根-樅沢岳(2755m)-双六小屋(泊)
3日目 双六岳(2860m)-三俣蓮華岳(2841m)-中道-双六小屋-弓折乗越-鏡平小屋-新穂高温泉

    行動時間・距離・獲得標高
1日目 10時間10分・17.7km・1770m
2日目 10時間30分・16.0km・1254m
3日目 08時間40分・22.7km・727m

参加者
おんせん、ジロー、ショーダ
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今回の山行は、おんせん・ジロー兄弟恒例のお盆山行。北アルプスの王道ルート表銀座をやりたいというジローの発案で、おんせんが計画して実現した。

今回の計画の一番のポイントは、車回収の段取り。いろいろ検討した結果、穂高駅の登山者用駐車場に車をデポして、バスで中房温泉へ。帰りは、新穂高温泉からバスで松本駅に行き、そこからJRで穂高駅にという計画だ。普通なら中房温泉に車を置くところだが、お盆で大混雑が予想され、あぶれる可能性がある。車の回送サービスは、1台2万円(今回は2台)もするのでもったいない。あらかじめ1台を新穂高に置いておくという案も検討したが、設置・回収の時間がかかりすぎるので、これも×。消去法で今回の案になった。

今回の山行のキーワードは、「変化に対応するものが生き残る。byダーウィン(?)」。大したことは起きなかったが、とにかくいろいろ予定外のことが発生。

1日目

予定外はいきなりやってきた。前日の駐車場の下見で、早めに来ないと入れないと判断。バス時刻の1時間前に駐車場に来たが、既に駐車場は満員。臨時駐車場に回されたが、早めにバス待ちの列に加わったので、乗合タクシーに乗ることが出来て、バスより1時間ほど早く登山口に着くことが出来た。ここで時間を稼いだのは嬉しい。

6時20分登山開始。 天気は予想外の晴れ。北アルプスの入門コースとして人気のルートだけに、凄い人だ。抜いても抜いても前に人がいる。我がチームの先頭は、一番弱いおんせんが先頭と決まっている。セカンドはショーダさん、ラストがジローという布陣だ。そんなに速いペースではないのだけれど、他の人達が遅すぎるということで、合戦小屋までで100人ほどをパス。コースタイム2時間50分を2時間15分で到着。

▼合戦小屋名物のスイカ。調子の出ないジローも復活。
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これを気をよくしたショーダさん。「わたし先に行って燕岳登って来ていいですか?」ときた。今回の山行では、初日に西岳ヒュッテまで行くので、燕岳はスルーすることにしていた。ショーダさんは燕は未登だったのでこの発言となった。

ショーダさんを切り離して、急ぐ必要もなくなったのでペースダウン。8時50分に燕山荘に到着。ちょうどその頃、ショーダさんは山頂にいた。待つこと15分ほどで合流。

▼アルプスの女王・燕岳が美しい。
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段々ガスが広がってくる中、大天井岳に向けて出発。この稜線がまさに表銀座の名にふさわしい天空の稜線だ。コマクサがそこいら中に咲いている。あまりに多くて写真を撮ろうとも思わないくらい。

大町側からガスが上がって来る。どうも東から湿った空気が入ってきている様だ。稜線を東に巻いていくととたんに蒸し暑くなる。西側に出ると一気に寒くなる。こんなに稜線の東西で温度が変わる体験は初めてだ。

▼稜線の左が大町市、右が高瀬川。
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ガスが広がり目指す大天井岳は見えない。大下りの途中から雨が降って来た。われわれのツキもここまでかと思っていたら10分ほどで雨が上がり、西側はガスが取れてきて、正面にでっかく大天井岳、その奥には槍ヶ岳もついに姿を現した。そしてついでと言ってはなんだけど、雷鳥の子どもたちが3羽遊んでいる。

▼こちらからみると堂々とした大天井岳。斜めの線が登山道。
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大天井直下からは、200mほど一気に登る。意外にこれがキツい。12時10分、大天荘到着。ここまで5時間50分。予定より50分早い。ここまでは順調だ。大天井岳山頂をこなし、昼食を食って、13時再スタート。

▼大天井岳山頂。
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▼山頂直下から見た大天荘。
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ヒュッテ西岳にあと3時間で到着する必要がある。というのも、予約の時に以下の様なやり取りがあった。

小屋番「どこから来るの?」
おんせん「中房温泉から」
小屋番「中房からここまで来る人は少ないよ。大丈夫なの?」
おんせん「大丈夫です。」
小屋番「4時までに来れない時は連絡ください。4時までに連絡ないと捜索願い出すから。」
おんせん「了解です。無理な時は大天井に泊まります」

というわけで意地でも4時までに着かないといけない。計画表では実は到着予定は4時半となっていて、どっかで30分の短縮が必要になっていた。ノンビリ飯食ってたりしたので、コースタイムを20分詰めないと4時には着けない計算だ。

▼大天井ヒュッテの道標。
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まあ遅れる時はどっかの稜線で電波を拾って電話入れようと思っていた。思っていたより西岳へのルートは歩きにくい。ビックリ平に出たときは、15時になっていた。小屋に電話を入れようとしたが、なんとアンテナが立っていない。まさか捜索願は出さないだろうと思いつつもペースを上げる。ところが、ジローがこれについて来られない。メンバー最強であったはずが、どうも今日は調子が悪い様子。こんなジローは初めて見た。だましだましなんとかペースを維持して、15時35分に小屋着。捜索願いは免れた。

▼赤岩岳稜線。調子の出ないジロー。
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小屋では布団3つに4人という感じで、まあまあ快適に眠ることが出来た。ジローは疲労回復につとめずっと寝ていた。ショーダさんは余裕の1人飲みをしていた。

2日目

朝食後5時25分スタート。晴れ。まずは近くの西岳をやっつける。展望抜群、東に常念山脈、西に槍ヶ岳・穂高岳の稜線が横たわる。ここまで正面に槍・穂高が見える宿営地はそんなにないのでは。

▼小屋から見た槍ヶ岳。朝日で染まっている。
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▼西岳の標高2758m。Raphaのアンダーウエアにその標高が!
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気をよくして、いよいよ東鎌尾根に入る。前を小学生3名を連れたパーティが往く。ちょいとハードでデンジャラスな尾根を攻めるとこっちが緊張しているのになんだか白ける。整備は十分されてはいるが、山を知らない子どもが来るようなところではないような気がする。一歩間違えれば、大けがという認識が子どもには持てないからだ。

長いハシゴや鎖で、一気に300m下降して、槍ヶ岳まで700m登り返す。聖岳の再現だ。険しさは、こっちが数倍も上。さほどの危険はないもののこのコースを銀座と言うのはどうだろう。歌舞伎町まではいかないが渋谷のセンター街くらいの怪しさはあるコースだ。

▼長いハシゴが続く。東鎌尾根。
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水俣乗越から登り返して暫く行くと、またまたジローの様子がおかしい。わたしのさほど早くもないペースに「天使の引きでお願いします」ときた。パーティから遅れがちになり、ちょっとしたハシゴでふらふらしている。思わず「ハシゴはできるだけ手も使って登れ」と指示をする。

第3展望台で休憩時に、ジローの荷物の分担を提案したがこれは拒否られる。後々何を言われるかわかったものではないことを察知したのだろう。

▼だんだん槍が近づいて来た。
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▼あまり見たことない高山植物。名前調べ中。
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8時40分、大槍ヒュッテ到着。昨日は、スイカで元気を取り戻したジロー。ここにはそういう食べ物はない。まあこの後はキツい登りはないので大丈夫だろう。

さてここで問題がひとつ。当初の計画ではお盆の槍の穂先は大渋滞で2時間ほどかかるという予測があり、槍はショーダさんに任せて、その間におんせん、ジローはマイナーな3000m峰の大喰岳、中岳をピストンしようと考えていた。が、槍の渋滞はさほどではない様だ。ジローも2峰のピストンする余裕はなさそうということで、3人で槍登頂に決定。

残る問題はガスだ。早朝はあれだけ晴れ渡っていたのに、槍の北側からガスが湧いてきた。待っても晴れるとは限らないので登頂敢行。2時間とはいかないが、それなりの渋滞があり50分ほどで山頂へ。予想通りビューは北鎌方面に少しあるだけという寂しいものとなった。

▼山頂直下の渋滞。山頂は15人ほどしか立てない。
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▼山頂から見た難コース北鎌尾根。この後2人上がって来た。
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軽く昼食後、ガスの中を西鎌尾根へ。思ったよりも急斜面だ。上がって来る人がみんなヘロヘロになっている。霧で変化が乏しいのもツライ。そんな中また雷鳥登場。今度は、メスとヒナ4羽だ。ちいさいヒナを見るのは今回が初めて。カワイイ。この日はこの後2回雷鳥出現、雷鳥デーだ。最後は立ち止まりもしなかった(笑)

▼西鎌尾根の雷鳥親子。

急斜面を下り終えると、緩い尾根道を行く。そこらじゅうがお花畑で花が好きな人にはなかなかの尾根だ。ガスのない時に今度は歩いてみたい。

双六小屋前のちょっとしたラスボスが樅沢岳だ。100メートルほどを登り返す。今日のウエアは短パンにしたが、これは大失敗。グラミチのやつだが、登りで足をあげる時に腿に生地が張り付いてひっかかる。やっぱりちゃんとした山のブランドじゃないとダメだ。

▼樅沢岳手前の登り。もっと前を向け!
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▼真っ赤な山。赤岳。
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15時に樅沢岳到着。後で知ったがここは槍ヶ岳撮影の通なスポットらしい。が、ガスの中でビューなし。

▼双六小屋が見えてきた。凄いテントの数。
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15時30分、双六小屋到着。ここでは布団2つに3人。まあ問題なし。晩飯の天麩羅旨し。

3日目(この辺は前週のスモーキーさんと同じエリアに入ります)

今日の行程についてショーダさんから提案があった。双六岳までとしていた計画を、足を伸ばして三俣蓮華岳まで行き、帰りのバスを一本遅らせようというもの。遅らせた方が渋滞少ないのではという読みだ。

ジローの体調、時間など考慮して、蓮華岳まで行くかどうか双六岳で決めることにして出発。双六小屋から見る双六岳は、山体がでかくて雄大。東側はカール地形となっている。

登ること40分で、山頂付近の台地に出た。ここは構造土(耕造土ではありません)と呼ばれる氷河周辺に見られる幾何学模様の土壌になっている。

▼双六岳山頂直下の構造土。土の組成に沿って草が生えている。
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見所一杯の双六岳だが。なぜ深田久弥が100名山に選ばなかったのか解せない。

山頂台地に出ると急にガスが出てきて、山頂では辺りは真っ白だ。こりゃ三俣蓮華岳はないなぁと思っていたら、ジローが「2人ともリュック下ろさんのや。次に行く気満々なんやな。しゃあないなぁ」この一言で三俣蓮華岳へゴーとなった。

蓮華岳へは、一旦下って中山を越えて1時間ちょっと。降り始めるとみるみるガスが取れて来た。三俣蓮華への道は、ハイマツの稜線で黒部五郎岳や槍ヶ岳を見ながらの気持ちのいい稜線。表銀座の稜線は砂礫の稜線という感じだが、こちらは緑の稜線という雰囲気。

7時5分、三俣蓮華岳山頂に到着。ガスはキレイに取れて、360度の展望が開けている。去年の野口五郎岳もアルプスのど真ん中という雰囲気だったけど、こちらの方が上。アルプスの名峰が直ぐ近くにドンドンドンと取り囲んでいる。黒部五郎・薬師・水晶・鷲羽・槍・双六、そして黒部源流のカールに雲の平だ。素晴らしい!

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9時前に双六小屋に戻って来た。今回の山行も最終フェィズに入った。目標は13時40分の新穂高温泉発の松本行き直通バスに間に合うこと。コースタイムでは、小屋からバス停まで5時間50分かかる。残された時間は4時間40分。昼飯も食わないといけないことを考えると1時間半詰めないといけない。まぁ無理だねととりあえず鏡平までなりで行くことにした。そこで間に合う可能性があったらそこから頑張ろうと。

▼双六岳に帰還。
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鏡平に着いたのは、10時25分。15分しか詰めてない。ということで、諦めムードで飯もしっかり食ってから出発。

鏡平の鏡池は、逆さ槍が映ることで有名なスポットだが、今日の槍は雲の中だ。

▼鏡池に槍の姿はなし。
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鏡池から少し下ったあたりに熊の糞が数カ所にあった。ショーダさん曰く「ああ、ここ熊の踊り場って言うんですよ。知りあいのパーティが襲われたところ見たことあるらしい」げげ、やばいさっさとここから逃げよう。

俄然ペースアップ。下りは調子に乗るとどんどこ行きたくなる。間に合うとも思ってないが、もしかして間に合えばいいなとガンガン行く。

林道に12時23分到着。切符買う余裕を見てあと1時間ちょっとで着ければいい。麓の道標には、新穂高まで1時間15分とある。むむ、これはついにバスを捉えた模様。鏡平からの下りで30分ほど一気に詰めた。油断せずに早いペースを維持して、13時25分にバス停到着。間に合った!

結局、バスは満員で増発2台目に乗り、さらに平湯からの人を乗せるためにバスを乗り換えることとなった。道中は渋滞続きで、松本市内の渋滞を考えると新島々で松本電鉄に乗り換えた方がいいという判断で、電車に乗り換えた。というようなことで結局、駐車場には、18時頃到着。その後は、諏訪SAでお風呂に入りゆっくりと帰宅。小仏トンネルの渋滞もどんどん縮小して、最後は6キロほどの渋滞ですみました。朝から考えると、三俣蓮華岳に足を伸ばして大成功の巻であった。

今回は、10時間・10時間・8時間という長い行程を初めて経験。ここの数ヶ月実戦でしっかり鍛えてきたかいがあって、特にバテることもなく終了できたのが収穫。充実の山行のお陰で、この一週間は幸せな気持ちで過ごせそう。ヤッホー!

--

霧の成績表

燕岳  〇
表銀座 △
大天井岳〇
喜作新道×

西岳  ◎
東鎌尾根◎
槍ヶ岳 ×
西鎌尾根×
樅沢岳 ×

双六岳 ×
三俣蓮華岳◎


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# by yamaoyaji_club | 2017-08-18 09:11 | 山の話題 | Comments(0)

スモーキー奥の廊下を行く   

2017年 08月 12日

メンバ:赤ガリー1(CL)、スモーキー

コース:折立~薬師沢小屋泊~奥の廊下沢登り~三俣小屋~双六小屋泊~鏡平小屋~新穂高温泉

スモーキーは赤ガリー1とともに新宿西口 都庁大型バス駐車場から出る23:00発の夜行バスに乗り込み出発。
バスは二時間ごとにSAなどで休憩をしながら、折立有料道路のゲートが開く6:00時に一時間以上早く最終休憩所についた。
夜行バスは久しぶりだか、案外寝ることができた。


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【一日目コースタイム】
7:00 折立 
11:00 太郎平小屋
13:30 薬師沢小屋
17:00 夕食
19:00 就寝

今回折立について、バスを降りてから水を確保したのだが、最終休憩場所のコンビニで確保するのが確実。

折立からいきなり急登が始まり、いきなり汗だくだくになってしまったが、1時間半くらいするとところどころ視界も開けて気持ちよく歩けます。

▼折立から急登後の休憩ベンチ。 登山者でいっぱい。
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▼折立から4時間 太郎平小屋に到着。 
 ここで登山計画書を提出し、天候次第(雨天)では雲ノ平に上がるよう指示を受けます。
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▼薬師沢小屋から明日遡行する黒部川上流を望む。 沢というより立派な川
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▼8月初旬の週末だけあって、予約でいっぱい二人で一畳、布団一組。仕方ありませんね。
 
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【二日目】
4:30 起床
5:00 朝食
5:25 入渓
6:50 赤木沢出会
11:00 登山道合流
12:00 三俣小屋
13:00 巻道分岐
14:30 双六小屋 
17:00 夕食
19:00 就寝

薬師沢小屋からはしごを降りて入渓します。
ここから赤木沢出会いまでは水量が多いため、渡渉には注意するよう指示がとび、ゆっくり進みます。


▼赤木沢へ向かう先行者
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基本、沢沿いを歩いていきますが、赤木沢出会まで何か所か腰まで浸りながら渡渉、突破しました。
また、出会の手前のゴルジュでは右岸を高巻きましたが、ホールドがなくてかなり緊張しました。


▼入渓から90分 ようやく赤木沢出会に到着。
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▼赤木沢出会のミニナイアガラで記念撮影。 
 この時すでにコンデジは水没、不動状態に。幸い後に乾燥して復活しましたが、沢に入る前にちゃんと養生しましょう。
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ここから、赤木沢に向かう人が多いのですが、今回我々は黒部川の本流(奥の廊下)を詰めます。
一mくらいの小さい落差があったりして、それなりに沢の登りを楽しめます。
また、ところどころで大きなイワナが足元をウロチョロする場面がありました。

▼祖母沢、祖父沢を過ぎて入渓から4ピッチくらいすると今度は雪渓が立ちはだかります。今回は2か所ありました。
 赤ガリー1の指示のもと右岸側の雪渓に上がり、そのまま右岸に降り通過しました。
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▼入渓から5時間半 登山道に出ました。 登山道を少し登ったところにある石碑。 
 実際のところ黒部川の本流は水量がたっぷりあって、岩苔乗越に向かって真っすぐのびてましたが、
 我々の遡行はここをゴールとします。 ここからは靴を履きかえて三俣蓮華岳、双六岳を目指します。

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▼三俣小屋(ガスに包まれているのは鷲羽岳 登山道をふりかえって撮影)
 沢から稜線に出てきました。 写真では左側から三俣小屋の近くに出てきます。ここから先三俣蓮華岳を登りたいところですが、上部に厚いガスがたまっています。  
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▼三俣蓮華岳の山頂と巻道の分岐より、巻道を選択。 
 三俣蓮華岳と双六岳を歩破する計画ではあったが、山頂はガスに包まれて眺望も期待できないことからパスして、巻道を進みます。
 しかし、この巻道もそれなりに上り下りがあってそれなりにきついですが、お花畑が綺麗でした。 

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▼14:30 へとへとになりながらも双六小屋に到着。
 ここでは一人一組の布団でゆったり。 宴会と夕食を楽しんだ後、翌日に備えて爆睡。 
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【三日目】
4:30~ 朝食(並んだ順に案内)
5:00 双六小屋出発
6:30 鏡平小屋
8:40 わさび平小屋
9:40 新穂高温泉ロープウェイ駅
~10:20 日帰り温泉
~11:30 休憩
11:30 松本行きバス乗車
13:35 松本駅
14:49 あづさ乗車
23:00 帰宅 

▼台風の影響が心配されたが三日間とも晴れ 快晴の穏やかな朝をむかえた。
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双六小屋から15分くらい、笠ヶ岳にのびる稜線に上がると北鎌尾根、槍から西穂、焼岳までの稜線が見えました。
一時間くらい左手にこの眺めを堪能しながら歩きます。
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▼歩く稜線。 右奥に笠ヶ岳、左奥は乗鞍岳
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▼弓折乗越から一気に3ピッチ下ったわさび平小屋
 ここから一時間で新穂高ロープウェイ駅
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新穂高ロープウェイ駅の2件となりの日帰り温泉で汗を流して、生ビールで祝杯を挙げて11:30にバスに乗り込み松本へ、
松本での電車待ち時間調整は、バス到着地点そばのフレンチレストラン・オークリヨードバンでヒューガルデンを飲みながらランチを食べて帰りました。

(おまけ)山で行動中大人しかった台風が帰路で大暴れ。 なんと、大月付近の集中豪雨により中央本線が終日運休となり、甲府駅から身延線、東海道本線へエスケープしてバス乗車から12時間近くかかって帰還と相成りました。おしまい。


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# by yamaoyaji_club | 2017-08-12 17:17 | 山の話題 | Comments(2)

【海の日登山】南アルプス100・200・300名山縦走 by おんせん   

2017年 08月 10日

日程 7月16日-18日
参加者 おんせん
行程 1日目 茶臼岳登山口-横澤峠-茶臼小屋-茶臼岳(標高2604m)-茶臼小屋(泊)
   2日目 茶臼小屋-上河内岳(標高2803m)-聖平小屋-前聖岳(標高3013m)-奥聖岳-前聖岳-聖平小屋(泊)
   3日目 聖平小屋-聖沢登山口
上昇高度 1日目 1928m 2日目 1296m 3日目 361m

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恒例の海の日登山。今年はソロ。去年の秋に天候不順で延期した聖岳から茶臼岳周回にトライする。
1ヶ月前に聖平山荘に電話したところ予約一杯とのこと。急遽、茶臼から聖の逆コースに変更して、茶臼小屋と聖平小屋を予約。梅雨明け直前で天気がギリギリまで怪しかったが、なんとか晴れ→曇りくらいで踏みとどまれそうな予報だったので出発。

金曜日の夜に、都心から3時間かかって畑薙手前の白樺荘駐車場に車中泊。ソロの山中2泊は今回が初めて。荷物はギリギリまで絞り込んで軽量化に努めた。情報ではアイゼン不要と思われたが、上河内岳稜線の残雪具合が分からなかったので、チェーンスパイクを持った。

定刻の6時40分、井川観光協会のハイエースで白樺荘前を出発。乗客7名すべて畑薙大橋からの茶臼岳組だ。7時過ぎに登山口到着。天候は快晴と言っていい天気だ。

先頭でスタートする。吊り橋は幅200メートルくらいありそうで自分が渡ったなかでは最長かもしれない。対岸に着くといきなりの急登。ヤレヤレ峠までは、こんな感じ。ヤレヤレ峠からは、一旦下って緩やかな道が続く。

▼畑薙大吊り橋。下は大井川が流れている。
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ウソッコ沢避難小屋で滋賀から来たソロトレッカーが追いついて来た。「早いですね~」と言われてしまうが、決して早くはない。道中長いのでバテない程度にサクサク行く感じだ。

小屋から横窪峠までは、樹林帯の急登が続く。階段状な所は少なく、ジグザグと急斜面を登る。急登でふくらはぎが思い切り伸ばされて、膝裏に違和感まで出て来た。

▼地味な峠・横窪峠
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30分ほどで峠に到着。沢に少し下って10時横窪小屋に到着。一番のバスでスタートしたのだが、すでに沢山の人がいる。ダムの先の沼平に車を置いて登山口まで林道を歩いて来た人たちだ。

コーラを飲んで再出発。ここからもひたすら急登が続く。中の段で一瞬緩むが直ぐにまた急登だ。南アルプス三大急登があれば、ここは必ず入るだろう。後からはさっきの滋賀トレッカーが来ている。早いですねと言われた手前ペースを落とすことができない。意味不明の意地である。

見晴らしベンチまでとりあえず頑張ろうと登るが、ベンチに着くと修繕作業中。「悪いねー。もう少し登ると小屋が見えて来るよ。そしたら元気出るよ」と声をかけてくれる。

その言葉を頼りに登るが、行けども行けども小屋は見えてこない。ベンチから登ること1時間半。茶臼小屋が見えたのは小屋まで5分ほどの地点。あれは完全にガセネタだった。

▼やっと小屋が見えた!
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12時20分。コースタイム6時間50分のところ5時間10分ほどで到着。想定内の割と早い方。

▼越冬した古いドリンクを安売り中!
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小屋でチェックインして、ピラフを食ってひと息ついた後、晴れているうちにと茶臼岳を目指す。小屋から稜線までは10分ほど。稜線に出ると間近に上河内岳、奥に聖岳が見える。聖岳は、山頂にくもがかかっている。これから天気は悪くなりそうだ。

山頂へはそこからハイマツ帯を緩く登って20分。頂上には、ソロのオジサンが1人。暫くして例の滋賀の人がやって来た。さらに女性が1人で来る。この山はソロばかりだ。展望はなかなか素晴らしい。山容も地味だし300名山とするほどの何か特長があるかというとそうでもない微妙な山だ。

▼稜線からみた上河内岳と聖岳。
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▼茶臼岳山頂。稜線から20分ほどでもう雲がこんなに増えてきた。
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滋賀の人が、ハイマツの所でライチョウを見たと言っている。この辺でもライチョウがいるんだと驚いた。

茶臼岳山頂でノンビリしてるうちにどんどん雲が湧いて来て聖岳は完全に雲の中になった。一雨あるかもしれないので、急いで小屋に下る。

その日は、夜まで小屋もガスの中だった。ちなみに小屋は思ったより人が少なくて、定員の半分ぐらいで余裕で寝られました。

2日目

5時の朝食はパスして、3時40分に小屋を出発。今日は、上河内岳と聖岳に登る。まずは上河内岳を目指す。天気は晴れ。稜線に出て昨日の茶臼岳と反対の北側に進路を取る。

暫く稜線を行くと西側斜面を下る様になる。地図をよく確認してなかったので、こんなに下るとは知らなかった。まだ暗いので不安になる。しかしこの辺には他のルートはないのでこれで合っているはず。

小屋から30分ほどで草原に出た。ここは亀甲状土という地面が亀の甲羅の様に模様になっているところらしいが、暗くてよくわからない。

上河内の肩でザックをデポして、上河内岳の山頂を目指す。5時10分山頂到着。さすが200名山だけあって山頂からの展望は素晴らしい。正面に富士山、北に聖岳、南に茶臼岳。もうこの景色が見られたので、この山行はとりあえず合格点だ。

▼上河内岳手前からの富士山。
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▼上河内岳山頂。さすがに寒い。
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ここから聖平小屋まで400mほど下る。ほどほどに歩き易い気持ちのいい稜線だ。

▼聖平への稜線から振り返って見た上河内岳。
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▼途中一箇所だけ小さな雪渓が残る。
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▼目指す聖岳(左が前聖岳、右に奥聖岳)
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7時すぎに聖平小屋到着。荷物の一部をデポして、今回のメイン100名山にして3000メートル峰聖岳に700m登り返す。400m下って700m登り返すというのはおそらく初めてだ。小屋から往復5-6時間かかる。これからが今日の本番という感じだ。

聖平から小聖岳までは、比較的歩き易い樹林帯を進む。いつのまにかガスが出て来て、小聖岳に着いた頃には聖岳はガスがかかったり取れたりしている。これは急がないと、山頂についても真っ白けだ。

しかしここから山頂までの標高差350mが核心部だ。ザレた斜面をジグザグに直登してゆく。歩きにくいこと甚だしい。途中で、山と道のTHREEというザックを背負った人とすれ違い、先方から「お!山と道ですね。かっこいいですね。キューベンのやつてあるんですね」と言われた。実は、今日このザックを褒められるのは2回目。山と道ONEのキューベン仕様は限定版なので、ちょいと珍しいのだ。

急坂に耐えること1時間、9時50分、山頂到着。案の状、赤石岳・兎岳などは、雲がかかって来ていた。でもまだそこそこ展望はある。それにしても風が強い。奥聖岳に行こうかどうしようか迷ったが、緩そうな稜線だったので、行くことにした。

▼聖岳山頂。赤石岳はガスの中。
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▼奥聖岳への稜線。意外になだらかだ。
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こういうおまけ的なピークはいつも困る。天気が悪いときは大体パスしてしまう。来る前はパスするつもりだったけど、実際来てみると前聖岳(本峰)と打って変わって誰もいなかったので、静かな山頂を楽しめて来てよかった。ちなみに過去にパスしたおまけピークは、鹿島槍ヶ岳北峰、荒川前岳、別山北峰、乗鞍岳富士見岳などがある。

今日は小屋泊まりでいくらでも時間があったので、山頂でガスが晴れるのを待っていたが、結局ガスは深くなるばかりだったのであきらめて下山。13時10分に小屋に到着。

▼小聖岳から聖平を望む。小屋が見えている。(真ん中あたりの谷間だけど写真では見えないみたい)
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聖平小屋は、ほぼ満員な感じ。とりあえず普通に6人のエリアに6人で寝たので快適に過ごすことができた。ここには最大12人ほど押し込まれることがあるみたいだ。壁の寝袋番号でわかる。

3日目

夜中は、結構な土砂降りだった。朝は小屋はガスの中で霧雨が降っている。今日は聖沢登山口10時のバスに間に合うことがミッション。コースタイムは、5時間なので、余裕をみて4時40分に出発。

▼朝の聖平のテント場。
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出発してすぐに傘を差した女子に抜かれる。濃い霧のなか道がよくわからないので、先導がいると楽だ。傘を差しているのは、それなりの経験者に違いないと判断して、つかず離れず着いていく。しばらく行くと、先導女子が道をロスト。50mほど引き返して登山道に戻る。ちゃんと自分で判断しないとダメだ。涸沢岳でも同様のことがあった。反省。

道中、5,6名の人達と抜きつ抜かれつになり、時折会話もする様になった。みんな10時のバスを目指している。どうも時間に余裕がありすぎて、このペースだと1時間以上早く着きそうだ。

時間調整しながら行くが、ふと10時より早くにバスが来る可能性もあると思い出した。ハイエースの定員7名になれば1台目が出発するので、7人以内に登山口に着こうと算段する。

9時頃、登山口着。ちょうど7人目。案の状バスは30分前に来て、最初の6人を乗せてくれた。乗る順番は適当だったので、わたしも潜り込む。ラッキー。

この日は、その足で都心に戻り濱口祐自さんのライブを友人と見るというなんともおかしな強行軍になった。いい3日間であった。

【おまけ】花の写真

▼イワベンケイ
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▼ミヤマオダマキ
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▼タカネコウリンカ
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▼ハクサンイチゲ
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# by yamaoyaji_club | 2017-08-10 10:15 | 山の話題 | Comments(2)

自転車も夏バテします   

2017年 08月 10日

まいど、ウサ吉です。
乗ってますか?
さて夏も終わりますと、たくさん乗られたであろう結果としていろいろガタが来ます。
チェーンの伸びや、タイヤの摩耗などは割とわかりやすいのですが、ウサ吉的にはヘッドパーツの錆が一番気になるのです。
▼ヘッドパーツはここらへんね。フレーム部はヘッドチューブ、その他操舵機構がヘッドパーツ。
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ここのメンテナンスはですね、普段応急工具程度しか触らない方はやめてください。
私はメカ屋なので、バラす組むは何のためらいもないのですが、「締め付けトルク」を誤ると強ければパーツを割り、弱ければ走行中にゆるんでいずれにしろ大事故になります。

最近はベアリングの玉当たり面には汗が浸み込まないシールドベアリングが主流なので、外見が錆びたところで機能そのものに問題はありませんが、それでも外周部の腐食は気分のいいものではありません。

でも額から垂れた汗がスペーサーの間から浸み込んで、フォークのすぐ上にあるベアリングのところにたまり、濃縮されていって、なんとなく壊れて(腐って)いくわけでメンテナンスフリーとはいかない部分なのです。

▼お恥ずかしい。クロモリ、アルミフレームはフレーム側にも浸蝕していきます(電蝕)。
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はっきり言うと、一度錆びるともう進行は止められません。
でも遅くすることはできます。
まずは外して今の錆を研磨剤で取り、防錆材を塗りましょう。
面倒な方は交換してもいいでしょう。そのうえで
①ヘッドパーツ上部のスペーサ回りにもグリスを塗り、ベアリング部に汗を流し込まないようにする。
②ベアリング外周にグリスを塗り、汗と大気から金属表面を隔離する。
この二つはしておいたほうが良いと思います。
またこれを読んでやってみようという方、グリスにもいろいろ種類があり、フレーム素材を傷めたりするものもあるようなので選定は十分注意してください。
▼ついでに点検するとフロントタイヤにはこんな傷(目をつぶって乗っていた。あぶねーなー。)
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▼あ、これは初めて見た。ケーシングが傷切れてチューブがはみ出しかけてる。だめだこりゃ。
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と、いうことで、走り終わってのストレッチもいいですが、年に一度くらいは自転車側もハードメンテナンスもしましょう。
道具あっての自転車趣味、人車一体で初めて安全が保てますです。
ペットと違って自己主張がありませんので、これを機会にぜひ見てあげてください。

ちなみにもっといいのは、走り終わったらヘッド周りをゆるめて水洗い「完全」乾燥、油膜コーティング。
今回のやり方はグリスの中に汗を練りこんでいるわけでもありますので・・・。悪しからず。

ではまた。

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# by yamaoyaji_club | 2017-08-10 10:14 | 機材編 | Comments(0)

半原越え三週連続   

2017年 08月 09日

まいど。ウサ吉です。暑いですね。
宮ケ瀬ダムもだいぶ水を減らしています。
▼妙な迫力が出ています。
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ウサ吉はなんだか気ぜわしくてブログに上げるのをだいぶサボってますが、走ってはおります。
▼三週間前。最強のヒルクライマー、コーラさんと半原越え。
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コーラさん相変わらずの豪脚でして、こちらがゼーハーなところを、話しながら乗りこなします。
今度のPEAKS奥多摩ステージ、4たび出るんですってよ。獲得標高6000m。すげー。
私のふるさとで錦を飾ってほしいですな。

ちなみにこの撮影の直後、アブにかまれてました。スズメバチにそっくりな色をしていたので、じっとしてて!と促したら噛まれちゃった。ごめん。

▼先週はご新規塩ちゃん参加。
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先週はですね、オヤカタが職場の仲間のご新規さんを連れてきてくださいました。名前は塩ちゃん(仮)。
最初は「ま、宮ケ瀬まで」、のノリでしたが、着くとなんとなく土山までと延長。
土山につくとオヤカタに火がついて「よし、半原行こう!」と盛り上がり、結局半原まで登っちゃいました。
ヲデン、だいぶ劣化してたな。マラソンと寿司でだいぶ体質が変わってしまったようである。

▼で、今日はソロで裏半原。
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一昨日まで出張であったため、ついつい食いすぎて明らかにジャージの生地が張っている。起きたら集合時間ぎりぎりだったので合流はあきらめてそろて走り出しました。

往路韮尾根までたどり着いて、あまりの体の反応の鈍さに驚いてこれはいかん!とオギパンを直進して下り、裏半原を登りました。
登りだすとエネルギーは有り余っているのでゴリゴリ登れる。しかし、スピードはない。
呼吸が乱れる感じはないので筋力が落ちてますね。
そんなことを感じながら峠に到着して一息ついていたらコーラさんに喰いついてたアブが健在だったので、早々に退散。

最近の雨で裏半原側はだいぶ崩れてましたね。
水場までの間で車は通れないような倒木も出てましたから、下る方は気を付けてください。
表側から下って行った乗用車、大丈夫だったかな?とまれとまれとやったら勘違いしてにこやかに手を振ってくれましたが、バックで登り返したんじゃないだろか。

いやーそれにしても太ったわ。最盛期は半原を登ると体内のグリコーゲン使い果たして補給が必要だったのに、今日は無補給で裏から自宅まで行けちゃいました。有り余ってますわ。
お祭りも近いし、頑張らねば。
またみんなで走りましょ。

おまけ
▼これは何でしょう。隙間がヒントです。
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# by yamaoyaji_club | 2017-08-09 15:28 | 練習会 | Comments(0)