遠方輪行ツーリング時のサドルバッグを考える
2019年 07月 09日
2019年7月に 東北横断ツーリングをしてきたYOC一行ですが、実は遠征してスタート・ゴールが同一地点でないパターンは非常にまれで、1泊のみであれば軽井沢ツーリングで群馬から長野を巡った記録がありますが、2泊以上でのツアーはもしかして初めてだったかもしれません。
そのためにツーリング中に荷物をどう運ぶかでメンバーそれぞれ悩みました。
これからそのようなツアーをお考えの方のためにYOCで試した様々な収納パターンをご紹介します。
▼行程:
7月5日(金)に輪行で新幹線で仙台へ、仙石線に乗り換え松島海岸付近の宿に一泊。
7月6日(土)にツーリング本番を迎え、松島から一路酒田へ。 そこでまた一泊
7月7日(日)朝に酒田を出発し、レンタカーを借りて山形駅まで走り、少々観光して午後の山形新幹線で輪行して帰京という2泊3日、泊りは2か所の旅程です。
▼持ち物:
夏場というのを考慮して、出来るだけコンパクトに。 例えば ウサ吉、局長のパターンは;
サイクルウエア上下一式
サイクルシューズ
ヘルメット、ボトル、サングラス等
移動時には短パン、Tシャツ、移動用シューズ
2泊分の下着類
財布や小物類
ライド中は輪行バッグを携行
(女性はお化粧道具類があるが、MerryはSPDシューズで移動用を兼ねている。これでスペースは減らせる)
▼サドルバッグかフロントバッグか、バックパックか?
結果的には 4人4様で参りました。
第一に背中に重たいものを背負わないこと(200㎞近くを一日かけて走るので背中、腰に負担がかかる)
次にフロントにまとめるか、サドルバッグに収めるか、、そしてサイズは? 荷物の量と重さと嵩張りを考慮していろいろ考えます。
1.ウサ吉:フロントバッグと小さく畳めるアタックザックを併用。 移動時はビンディングシューズなどをアタックザックを併用し、走行時はフロントバッグ(9ℓ)にまとめる
〇:重量バランスが比較的良い
✖:移動用シューズが収まらず、サドルの後ろに括り付けた(写真)。 結果、サドル着座位置が微妙にずれるためポジションが変わり、痛みの原因になる
2.教授: Topeak社製の大型サドルバッグ Back Loader 10ℓと軽いものだけを担ぐアタックザック式
〇:かなりの収納力のあるサドルバッグで荷物は入る
✖:バッグが長く伸びるので自転車の振りに合わせてバッグが左右に振れてしまう。ダンシングはし難いと感じられる。簡易アタックザックゆえに背中からずれて不快ではないかと思われる(下の写真)
〇:サドルバッグの振れはなく、ダンシングも可能。 バランスもポジションも違和感なし。
✖:4.1ℓと謳っているが、こんなに入りません、実質は2ℓ+ほどです。したがって輪行バッグと軽量シューズを入れたら一杯になり、衣類などはすべてバックパックになりました。バックパックで腰痛にまではならなかったが、200㎞走ると肩が凝り、2~3日ほぐれず、、。 かなり気を使って背中の荷物を軽量化する必要あり
▼移動用のシューズが課題
今回、Merryを除いて全員苦慮したのが移動用シューズ。 かさばる、それなりに重い。かと言ってビンディングペダルで移動も具合悪い。 SPDに敢えて換えてゆくのは「あり」だと思います。
それぞれの好みが有るので結論を1つに絞りませんが、
サドルバッグのサイズは程々が良い。
フロントバッグ、シートチューブバッグとの併用は有り。
SPDは有効なチョイス。
複数メンバーで行く場合はツールやポンプを共用にする手は有る。それにより荷物を分散しつつ軽量化が図れる、
という感じでしょか。
(おしまい)
by yamaoyaji_club | 2019-07-09 22:10 | 機材編 | Comments(1)