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【秋の涸沢トレッキング】焼岳あまくみてましたの1日目 by おんせん   

2013年 10月 14日

2013年10月12-13日
参加者 キング、スモーキー、局長、おんせん
行程(トレッキング) 1日目 中ノ湯ー焼岳ー上高地ー徳沢
2日目 徳沢ー横尾ー涸沢ー横尾ー徳沢ー上高地
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日本一の紅葉スポットのひとつ北アルプス穂高連峰・涸沢カールへ。紅葉シーズンの最後の連休にYOC登山隊は出発した。ここに至るには、参加メンバーが決まらずかなりの紆余曲折がありました。最大のポイントは、9月から11月にかけて、白根三山登山やら宇都宮JCやらYOCイベントが目白押しで全部参加していたら家族崩壊にもなりかねんということです。果敢にそれらを振り切って参加してきたのがこの4名。

YOCは、自転車のクラブではないのかと、登山なんかにいそしんでいてどうなの?と、このブログを読んでいただいている関係者、ファン(?)の方々はお思いになるかもしれませんが、YOCの母体となった「山おやじ倶楽部」は、元々は登山中心の活動をしていたのです。いわば登山は、YOCの由緒正しい伝統の種目なのです!

さて前日、局長の山小屋に前泊し、朝5時に出発して松本市沢渡(さわんど)の駐車場に7時着。幸いに沢渡大橋の脇の駐車場がまだ空いていた。その先の駐車場は埋まっているいる様だったので、引き返してこの大橋駐車場に停める。ここはなかなかの穴場。帰りのお風呂併設で200円割引だし、予約で屋根付きも駐車場もとれるらしい。タクシーも呼んでくれる親切さ。

今日の行程は、明日の涸沢へのベースキャンプになる徳沢園まで。上高地ー徳沢だけではつまらないので、「焼岳を仕留めてから上高地に入りましょう」のスモーキーのひと言で焼岳をちょいとやっつけてから、上高地に入ることになりました。

焼岳は、北アルプスの仲間にいれてもらっているのかどうなのか微妙な山で、百名山ではありますが、標高は2393m(南峰)ほどで、活火山ということもあり、3000m級の穂高やら槍とは違ってちょいとお手軽ハイキングなイメージの山で、大正時代の大噴火で梓川が堰き止められ大正池ができたことで有名な山です。

7時30分、新中野湯登山口にタクシーで到着。登山開始です。天候は晴れ。予報では朝方雨が残る可能性がありましたが、不安は一層されて、なかなかの天気になりました。

▼新中ノ湯登山口からスタート。ここは8月に局長が平湯から走った峠道。
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湿った樹林帯の道を1時間ほど行くと、高木地帯を過ぎ焼岳が見えてきた。「お!焼岳なんかかっこいい山じゃない」とおんせん。火山系の山は、溶岩や火成岩ゴロゴロで殺風景なイメージだったので、実際の焼岳を見ると山頂の溶岩ドームと下の樹林帯とのコントラストがとてもいい感じ。天気もいいし山頂目指して、みんな俄然元気が出てきました(大体登山は、山頂が見えると元気がでる。見えないうちは耐える時間帯)。

▼焼岳が見えて来ました。
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▼ダケカンバの紅葉と焼岳。
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焼岳山頂までは、3時間ほどの行程。山頂からは、穂高連峰、上高地、そして乗鞍岳が見えるはず。クマザサの急登をあと1時間で山頂だと登り始める。あれ、なんかガスって来た。景色大丈夫かな〜といいながら、高度をかせぐ。

▼斜度がきついが、開けているので気分は楽。
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ようやく南峰と北峰のコルに到着したあたりでは、もう凄いガス。山頂付近から吹き出す硫黄のにおいも強烈。残念ながら焼岳さん、そうそうやさしくは迎えてくれなかったのでした。10時30分。南峰山頂に標準タイムどおり3時間で到着。

▼山頂手前の岩稜地帯。
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▼北岳に続いて何にも見ないけど、やっぱり山頂は嬉しい。
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▼山頂脇の硫黄ガス噴出口。
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さて、気を取り直して上高地に下ろう。あとは下るだけ3時間ちょっとの行程。しかし今日の焼岳は、ここからが本番だった。山頂付近から風が強くなって来た。風速20mくらいはありそう。ガスもいつのまにか雨に変わって来た。途中の展望台も飛ばされないように先を急ぐ。レインウエアを着込んでも寒い。これは修行だ。

 「焼岳厳しいじゃん。焼岳なめてました」と局長の泣きが入る。全員半泣きになりながら風が防げる樹林帯を目指す。

▼これがアルプスの稜線だったら遭難確実かも。
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12時、焼岳小屋到着。40分の標準タイムのところを1時間ちょっとかかってしまった。しかし、ようやく雨も小降りになり、一息つく。

▼思い思いの昼食を取る。局長はバーナーでお湯を沸かしカップヌードル。
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暴風雨修行は、ここまでで終わり。高度差30mくらいありそうなハシゴ訓練やスモーキーの高速下りトレーニングなどこなしつつ、ようやく梓川へ。途中、NHKの100名山の番組撮影隊に遭遇。1/23だったかなNHKーBSで我々の後ろ姿くらい写るかも。

▼おっとと。落ちたら只じゃすみません。
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▼遠く向こうにさきほどのハシゴが見える。
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上高地が近づくにつれて元気が出てくるんですが、キングの様子がどうやらおかしい。なんだかかなり疲れている様子で、歩きにやる気が感じられない。とはいえもう下まで来たら、後は徳沢までひたすら平地を歩けばいい。これがまた疲れて身体には単調で辛いんですけどね。

▼ようやく平地にやって来た。
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16時30分。スタートから9時間弱で到着。当初の計画では、7時間半の行動時間だったのですが、自分たちの脚力の見通しが甘かったのと風雨のせいでこんなにかかっちゃいました。

▼上高地といえば、河童橋。
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▼梓川沿いを徳沢へ。(iPhone魚眼レンズ撮影。by スモーキー)
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徳沢園にテントを張る。テントは、YOCの母体である局長の山おやじ倶楽部保有の6人用テントダンロップのV6。こいつは大型テントの定番みたいで、今日だけでも3張りほど見かけた。こんな立派なテントはこのテント場でもかなりの「豪邸」と言える。

このテント総重量は、5キロほどあり、3人でテント本体、フライ、ポールと分担して持ち、あとの人は晩ご飯の食材1式とシートを持つということで対応したのです。

▼この日は徳沢園で200張りほど。涸沢では1000張りだっという情報も。
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さて、今日の晩ご飯は局長特製のポトフです。じゃがいも、キャベツ、玉ねぎ、にんじん、セロリ、フランクフルト。お味はコンソメ味。寒い夜にはぴったりのメニューです。というわけでなかなか素敵な晩餐となった訳ですが、実情はそうそう美味しいだけではなく、とにかくこの日は寒かった。風も強い。食べ終わった頃には、雨も降って来た。早々に食事を終え、テントの中に。

▼美味そうでしょ。残ったのを翌日朝ご飯に食べたらさらにおいしくなっていた!
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▼夕暮れのテン場。 200張。
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▼全員ダウン着込んで食事。
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その後、酒盛りで盛り上がったというとそうでもなく、キングは食事後気分が悪くなりトイレに駆け込みその後寝込んでしまうし、おんせんと局長は、スモーキーの徳沢ロッジでのお風呂のさそいも断り爆睡してしまいました。(信州大出身のスモーキーは、長野県各所にお友達ネットワークがあり、ここ徳沢でもロッジの支配人がお友達なんです。)

あげくの果てに、夜になるにつれて風雨が強まり、雨はいつしかみぞれと化してくるありさま。明日の涸沢はどうなるんだ。行けるのか?はたまたキングの体調はいかに?不安感いっぱいの中、夜は更けて行くのでした。(局長の2日目レポートに続く)

# by yamaoyaji_club | 2013-10-14 12:23 | 山の話題 | Comments(6)

いろいろデビュー 半原往復   

2013年 10月 13日

参加 ゴルゴ(仮) 親方 ヲデン ウサ吉
コース 半原往復

連休中日。山岳隊は涸沢ヒュッテでの高地トレーニングに旅立っておりますので、お留守番隊もがんばります。
今日はいろいろがデビュー。

▼まず親方のニューシューズ。マビックは幅が細かったんだって。
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▼ウサ吉ニューメット。9年使ったcatlike compactがついにご臨終につき急遽購入。
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集合場所に着くと親方とヲデンに加え、お初の方がいらっしゃる。
親方のお知り合いとのことで自己紹介をしてご挨拶を交わしながら、ウサ吉はさりげなく体つきやバイクをチェック。
親方の紹介では持久走ではかなりの実力があるとのことですが、ご本人は「いやー、20年前の話です」と言う。

そんなゴルゴ氏、失礼ながらパッと見は初心者。バイクもフロントシングル、タイヤは27cというATB仕様。
ウサ吉は「ガンガンひいては嫌われる」と判断し、「ゆっくり行きましょうねー」と気遣いモード。これが大チョンボで、すげー速い!!

まず小倉橋から串川橋のあたりで速い一団が抜いていったので、ちょっと追っかけますと、息遣いは荒いもののしっかり追走。

その後韮尾根の登りでゴルゴ氏「うわーこの坂だー」とつぶやいたのに、親方が「ゴルゴ、行け!」の掛け声一閃、突然発射。親方に強要されたからって無理しないでー。
ここでそのペースはヘタるから。

ヘタるから。ヘタらないなぁ・・。おいおい登りきっちゃったよ。イカン、置いてかれる。

この時点で韮尾根のトンネル一本分くらい離された。あわててウサ吉がスクランブル、ニュージャージのコケンにかけてふれあいまでに追いつかねば!!!

ひっさびさに最大心拍まで放り込み、追走追走!
しかし、さいごのふれあいスプリントの手前で視界に捉えたものの50m位はなされて逃げ切り!

▼おみごと!ゴルゴ氏(仮)!
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ともかく身を捩ってひねり出すパワーペダリングがかっこいい!これがロードバイクだったらどうなっちゃうんだろ。楽しみー。

そして一行は半原越えへ。ヲデンは調整モードでゆっくり。
親方、ウサ吉、ゴルゴ(仮)はGPM合戦。結果は親方がゲット。お見事。
ウサ吉は正直調子悪いな。息は乱れないのに全然登れない。ヒジョーに納得いかないw。
理由は後ほど。
▼ナイスラーイド!「いやー、きつかったです」と、とても真面目な方ですゴルゴ(仮)氏。
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その後はゆっくりと橋本まで帰還して、お決まりの親方・ヲデンのハタキ漫才を久々に。

▼「親方太りすぎ!」「ヲデンもすげーチャンピオンベルト巻いてるだろ!」w
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そしてウサ吉が親方GPMに納得いかないのは親方がこの眺めだから。
▼いじられてショボーン。な、親方。別名「タツノオトシゴ・オナカポンポコーン」。
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ゴルゴ(仮)氏、親方、ヲデン君、一緒に走れてたのしかったです!
ウサ吉のレース以降体型維持を優先して緩んだ気持ちを締めて頂きました。
また一緒に走りましょー!

明日はウサ吉、コーラは参加予定。皆様お待ちしております。
来週日曜日は自走による山梨お買物ツアーが計画されそう。
お買い物の御用のある方、カレンダーマーク宜しく!

# by yamaoyaji_club | 2013-10-13 18:02 | 練習会 | Comments(2)

どんぐりぷちぷち コーラ   

2013年 10月 12日

本日は奥様が不在(^^;
寂しいことは確かですが(ToT)1日自由なのも確かです(笑)

ってことで本日は自分的練習コースの開拓へ!!
思いきって《大垂水峠・和田峠・牧馬峠・三増峠》全部登ったらどうなるの?にチャレンジ☆
はてさてどうなることやら…。

渋滞と信号を避けるべく、高田橋から根小屋経由で大垂水へ。
この時期道にどんぐりが沢山落ちていて、踏むとぷちぷちして楽しい♪
これなんていうんでしょうかねぇ。
ちょっと初めての感触です(^^)

大垂水を下って和田峠へ向かう途中で取り敢えず2回ほど迷子に(>_<)
ま、これはお約束です(^^;

続いて和田峠を登る訳ですがこれがキツイ(´Д`)
前回初めて登った時はこんなにキツイ峠だとは思わなかったのに♪今回は『えっ、同じ峠?』とか思うくらいキツかった。
▼和田峠がちょっと嫌いになったかも(笑)
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下りの富士山が今日は一段と綺麗で☆こんな時ばかりは一眼持って走ってればな~と思います。
邪魔なので持つことはないでしょうけど…。
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この時既に獲得標高は1000mを越えており、ちょっと選択をミスったなと後悔が始まります(--;)

藤野で普段なら高速道路から見る《山中のラブレター》を見る頃にはすっかり気分は萎え放題(^_^;)
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誰もいないし、とっとと予定を変更し牧馬峠はパスの方向となりました(笑)

藤野をテレテレ走って、三増峠を登って帰宅したデータは《走行距離110km.獲得標高1800m》
牧馬峠とショートカットがなければな2000m越えるコースなんですな~(^o^)
前回の海沿い100kmとなんでこんなに違うんだろ(笑)

今の状態では走りきれませんでしたが(T_T)ちゃんと走り込んで、今年中には当初予定したコースを走りきれるようになっていたいなぁ(^^)v

# by yamaoyaji_club | 2013-10-12 22:33 | Comments(3)

東京国体ロードレース観戦 八王子⇒奥多摩ライド   

2013年 09月 29日

行ってきました、東京国体ロードレース スタート/ゴール。
▼ゴールで配られた割といいセンスの応援旗。本気のユリートの目と奥多摩マークにご注目
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参加は局長(八王子スタート観戦まで)、ウサ吉。

早起きしてFBをチェックすると局長の参加表明を頂きましたおぉ、嬉しい。
昨日国体ヨット種目のお手伝いされたのに続いて国体weekとするそうです。

でも局長は御用があるとのことで、集合場所で二人で話し合い、八王子スタートを見てすぐ陣場街道に出て周回コースを観戦、そのあとウサ吉は奥多摩ゴール観戦という流れにしました。

スタートの八王子市役所には結構早めに着いたので周囲を散策すると、町全体がレースっぽい感じ。
▼今年もMAVIC。いい広告。
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▼"YOC・殿様キングス" が降りてきそな、カンパ&DEROSA。
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▼ここだけ野戦病院の面持ち。自衛隊さんもフルサポート。シマノもいたけど撮り損ねた
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ピットは入場自由だったので各県のブースを見ながら時間をつぶしました。
▼ちょっとした縁日みたい。
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▼我らが神奈川県代表のu18チーム(だと思う)。
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このイケ面の彼、三本ローラにサポート無しでひょいと乗る。うまいもんだ。
ヘッドホンで音楽を聴きながらゴーゴーと回す様はツールTT前のアップを中継で見ているようでかっこいい。
だが、しかし。後ろでズックを履いてプレッシャーに潰れそうなポーズの彼に注目。一見ヲデンのような朴訥とした少年がイケ面の彼を差し置いて6位入賞した。この業界得てしてこんなものかもw。イケ面ピンクの彼はアシストだったのかな?
このチームの保護者っぽいお姉さまが気さくにいろいろ教えてくれました。

▼そしてスタート15分前になったので、局長と二人で観戦ポイントへ。
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混雑するスタート地点を避け、300mくらい離れた少しスピードの乗る交差点に陣取る。観戦を楽しむコツはとにかく周りの人に話しかけ、その辺の一団をチームっぽくしちゃうこと。
するといろいろ情報が入ってくる。

地元の奥様には次の観戦ポイントへの近道を教わったり、エントリーリストを持っている人には選手の名前を教えてもらったり。向うも悪い気がしないらしく大いに笑顔を交わして楽しく拝見しました。

▼スタート!


さてここからが忙しい。まずは地元奥様に教わった近道で第二観戦ポイント、陣場街道へダッシュ。
この道路が交通規制直後で車が入ってこないから超気持いい。さらに沿道の方は国体選手と我々ジャージを着た素人の区別がつかないので、大いに声援をくれる。

調子に乗ってウサ吉は沿道の高校生に手を振ると「うおー、ガンバレー」とかなる。黄色い声援も混ざっていい気分で第二観戦ポイントに到着。

ここではオバアチャンとおばちゃんに囲まれて観戦。待ち時間に私の自転車を試しに持ち上げてみてもらったら軽さに感動してくれた。サイクリングへの理解が深まったかしら?

▼少年の部、スタート
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そうこうしていると先に出発した一般男子が大挙来た。昨年の観戦は多磨霊園の坂で様子を見ながらという展開で遅かったけど、今年はその登りを終えたゆるい下りで観戦しました。下りという事もあって実にいいペースで、すでに先行4人をプロトンが追い、後方では千切れた人が出ている展開。これは今年は速そうだ。

ここでちょっと笑ったのは、コースは全面封鎖にもかかわらず全員左車線をキープして走ってること。速いから伸びてるのかもしれないけど、先導車が左車線を走るから、レース中にもかかわらず、みんなキープレフト。サイクリストの鏡だw。

ここでウサ吉は御用のある局長とお別れをして一路奥多摩へ。
とにかく今年は速そうなので一生懸命漕ぎました。途中ご一緒した方、東京チームの関係者かしら・やけに詳しかったなぁ・・・。

急げ急げと走っていると、この辺では見かけないナンバーの車がバンバン抜いて行く。目を凝らすとこれらは全部各県のサポートカー。自走で福岡って、すげえな。もっと目を凝らすとレンタカーにパーツを山積みの車も多かった。

そして奥多摩に到着、消防署の前で№ファイブを探すものの、見つからなかったな。

そしたら「おぉーい」とさっきの神奈川チームの保護者のお姉さまが、サポートカーから声を掛けてくれた。ついでだから想定ゴール時間を聞いたりしてちょっと併走。
窓に手をかけたらプロっぽいけどそこまではできなかったな。

お別れをしてまたしばらく走ると、こんどはウサ吉の同級生が交通整理に動員されている。
これも声援をもらって嬉しい。ゴール地点にも同級生。地元感丸出しです。

▼ゴール地点、奥多摩湖に到着
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到着すると今年も昨年同様「いま、ゴール!!!」というアナウンスが聞こえる。げ、今年もまた見逃した?と思ったらコースをショートカットする少年の部のゴールでした。
アナウンスを聞いているとまだ都民の森を登っていて、しばらく時間がありそうだったので観戦ポイントを探していると

▼奥多摩のテキスタイルデザイナーで、夫婦で自転車マニアのまきさんたちと合流。
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一緒に観戦しました。
この方々実に観戦慣れている上に選手をよく知っているので、応援はすべて「下の名前」。最近の悩みは「どういうわけか自転車乗りに同じ名前が増えて、下の名前呼ぶとみんなこっち向くときがある」ことだそうです。

▼そして、ゴール!


ゴールは独走した「彼」。ごめん、何処の誰かわかんない。
この後35秒遅れ7人の二位争いがゴールスプリントして結構な迫力!
だったのですが、なんとスマホが電池切れ。

スマホ:「撮影を続けますか?」
ウサ吉:「当たり前です。」

言っても聞かないスマホタッチしてる間に集団が通過っ。撮り逃したー。あと10秒撮れてればなぁ・・・。とほほ。
ゴールしたのは全体の1/2から2/3くらいかな。結構dnfが多かったようですよ。

と、まぁこんな感じの観戦でしたが、道中含め非日常感があふれて面白かったです。

▼非日常どころか、日本を飛び出た感じのするこんな方もいらっしゃいました。
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楽しい観戦は振る舞いの豚汁を頂きまして幕を閉じ、帰路は行きの登りを75分で走った道を、下りなのに150分かけて帰りました。

途中また保護者のねーさんが追い越しながら応援してくださいました。
声援って嬉しいですね。

さぁ、サイクリングには最高の季節がやってきました。また、みんなで走りましょう!

# by yamaoyaji_club | 2013-09-29 17:34 | 活動記録 | Comments(5)

YOC登山隊・白峰二・三山縦走レポート by おんせん   

2013年 09月 25日

2013年9月22-23日
参加者 局長、コマキ、ミキティ、おんせん
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前回の乗鞍登山で日本アルプスの魅力にはまり、その時に予告した白峰三山縦走計画を9月2つめの連休で敢行しました。白峰三山とは、北岳(3,193m)、間ノ岳(3,189m)、農鳥岳(3,026m)のことです。当初はおんせんとおんせんの弟でプランされた計画でしたが、弟が参加できなくなり、急遽参加してくれたのが、局長とコマキさん、ミキティの3名。ミキティは、YOC初登場ですが、おんせんと同じ会社に勤める仲間なのです。

ミキティが3年ほど前から、登山にはまっているのは知っていたのですが、今回のプランは、通常3日で行く行程を2日でやりきるというかなり体力が要求されるプランなので、同じ山仲間のコマキさんに聞いてみると、このくらいの行程なら大丈夫だと思いますよという返信。ではということで声をかけてもらって、今回のメンバーになったのでした。

【1日目】

局長の山小屋に前泊。車で朝5時に南アルプス市の芦安に車をデポ。そこからバスで、登山口のある広河原に6時半に到着。ここからいよいよ、北岳への登山が始まります。

実はおんせんは風邪で前々日まで熱で寝込んでいて、当日は熱は下がったものの、喉の痛み、食欲不振、倦怠感などが残っていてバスの中では北岳を今日登れる可能性は五分五分くらいに思ってました。その場合は私だけが引き返し、みんなは予定通り行ってもらう腹だったのです。

その不安は、とりあえず歩き出しで一気に薄まりました。なんだか体調自体はよくないものの、ちゃんと歩ける。この分だと少なくとも最初の分岐点の「二股」までは行けそうだと。

▼広河原からの北岳。あそこに登るのだ!
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▼4人揃った唯一の写真となるかもしれないと撮っておいた麓の山小屋前での写真。
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▼大樺沢という北岳東側の沢を詰める。
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トップを勤めるのは、年の功で局長。局長の引きは、自転車でも登山でもちょうど良いペースで引いてくれる私にとって「天使の引き」なんです。私は最後尾を往く。とにかく無理しないで行くつもりだったので、離れても大丈夫な様にこの位置をあえて選ぶ。

後ろから観察していると、間の2人は、局長のペースだと遅すぎて調子が出ないと感じている様だ。だって、前と最後尾がハアハアしてるのに、真ん中2人は、全く息の乱れすらないんですから。コマキさんの健脚ぶりは自転車で知っているので驚かないんですが、ミキティの余裕たっぷりぶりには驚きました。

で、わたしの方はというと、やはりいまひとつ調子が上がらない。普通に歩いていると、わたしだけだどんどん離れて行ってしまう感じなんです。局長のペースが速すぎる訳ではないのに。やはり体調はイマイチと言わざるを得ません。おまけに食欲が相変わらずない。補給も無理に取っているという感じ。

2時間ほど沢沿いに行って、最初の休憩地点「二股」(2220m)へ到着。
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今回の計画では、初日に広河原標高1,510mから一気に2,500m-3,000mの稜線に上がり北岳をやっつけて、その日のうちに余裕があれば間ノ岳を制覇して、その先の農鳥小屋泊。2日目は、農鳥岳を登って、元来た道をピストンし、広河原に戻り、バスで芦安というプラン。代替案として、ピストンではなく、農鳥から奈良田に降りバスで広河原に戻り、バスを乗り継いで車をデポした芦安へというプランも。ただし、初日に農鳥小屋まで足を伸ばすのは、それなりにいいペースで行かないとダメ。

なにかトラブルやペースが上がらなければ、さらに代案として、初日は北岳だけで終わり。北岳山荘泊というプランもあり、とにかくいろいろ選択肢の多いコースだったのです。さらに付け加えると劇混みだけど人気の「北岳山荘」か空いてるけど超質素で偏屈親父の「農鳥小屋」かという選択も悩ましいのです。

さて、この「二股」でのペースや体調を見て先を決めるということにしていたので、心を鬼にして、「すみません!今日農鳥小屋まで行くのは無理。今日は北岳山荘に泊まる。ってことは、明日は間ノ岳までで、農鳥には行けません」とカミングアウト。

そうと決まったら、もう急ぐ理由も全くなくなったので、今日は時間がたっぷりある。そうなると一気に緩くなるのがYOC流? 局長とおんせんはそこからいきなり2人から遅れだし「切り離しだね」とかいいながら、マイペースを刻む。二股から先が今日の行程の核心部。2,840mの稜線まで一気に高度を620mかせぐ。平均斜度41%が1.5km続くのです。あっという間に2人の姿は見えなくなる。2人の足取りは軽い軽い。別に2人は頑張っているわけじゃないんです。普通に流してたら、後ろが切れていたみたいな。そんな感じ。

時刻は、11時過ぎ。前を追うことを完全に諦めた局長「ハンガーノックっぽくなって来た。昼飯たべちゃおうか?」と提案が来た。「いやダメダメ。前の2人がおそらく稜線で待ってるから、そんなことしたらとんでもなく待たせちゃうから。補給で我慢してください!」という会話があるくらいこっちの2人はまったりモードになってしまっていたのです。

▼右股コースを登る局長。
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例のナビも水平直線距離を示しているので、この蛇行の劇坂ではまったく稜線までの距離数が減らない。見る度にがっかりしてしまう。

稜線まであと200mというところで先行2人が待っていてくれた。「よかった。これで飯が食える」と喜びつつも、恐る恐る聞いてみた「ところで何分待った?」「25分です(^^)」「え〜、そんなに〜」

我々が2時間かかるところを彼らは1時間35分で来ちゃったってことで、この脚力の差どうしようもありませんな。

▼25分待たせちゃったのに反省の雰囲気ない人と笑って許す心の広い人
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▼局長は、いろいろなところで知らない人から何かを聞かれる。山ガールに鳳凰三山の同定をしてあげているところ。
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そんなこんなで12時すぎに稜線に出た。一気に展望が開け、北に甲斐駒ヶ岳、東に鳳凰三山、西には目の前にでっかく仙丈ヶ岳。そして南の稜線の先には北岳が見える。天気は概ね晴れなんですが、北岳方面は、完全にガスっている。それだけが残念だ。

▼小太郎尾根。やっと稜線。背景は鳳凰三山。
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▼仙丈ヶ岳が目の前。
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そして、ここからは長い激登りはない。稜線をアップダウンして13時30分。歩行時間7時間で、ようやく日本2番目の高峰・北岳に到着。周囲の視界は、ほぼゼロ。ガスが晴れないかなとしばらく待ちましたが、ダメ。諦めて南側の稜線にある今日の宿・北岳山荘を目指す。

▼北岳山頂。コマキさんとミキティはもう頂上にいるはず。
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▼視界ゼロの北岳記念写真。
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▼やっと山荘が見えてきた!
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15時。北岳山荘到着。スタートから8時間半経過。予定時間より1時間も遅い!

▼山荘前でお湯を沸かしてカフェラテ
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そして私たちを迎えたのは山荘の貼り紙「今日は、混雑につき布団1つに2人となります」の宣言。小屋の定員150名に、昨日は300名来たって話だからまあ想定内です。しかし、ここの方々の対応は素晴らしい。列をなして来る客一組毎に人数構成や明日の予定、弁当の要不要などを丁寧に聞いてくれる。これだけ混雑してたら雑な対応になりそうなものなのに。いっぺんで北岳山荘のファンになってしまいました。

今日は、本田さんと2人でひとつの布団で寝るのかと、覚悟をしていたのに、夕方になって、布団3つで2人に変更になり、なんとなく普通に寝られる感じになって、恐怖のオイルサーディン状態での雑魚寝は回避できたのでした。

▼われわれの寝床はこんな感じ。
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▼晩ご飯は結構ちゃんとしてて嬉しい。
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さて明日の行程ですが、農鳥岳は無理宣言はしてみたものの、コマキさんとミキティの健脚ぶりを見てみると、2人だけなら農鳥から奈良田ルートも可能じゃないかと思い、「ふたりは農鳥まで行ってみたら?明日朝早く出て、奈良田3時の最終バスに乗れば、広河原で芦安行き4時のバスに乗れるから、そこで我々と合流できるかもよ」すると局長が「おんせんさん、われわれも農鳥行けるんじゃない?」って言い出した。「え、局長。最初から農鳥まで無理していくことないって。山は逃げません!の名言はどうなっちゃったんですか!」と返し、オヤジ2人は間ノ岳から広河原に戻るという案で落ち着いたのでした。

【小屋にて】

今日の朝、二股のところで高山病になって北岳登頂を断念した人に会って自分の体調が心配になりました。というのも稜線に出てからかなりヤバイくらいに息が上がってきたんです。水飲んだりするとその瞬間酸素が足りなくなって倒れそうになったり。そんでもって小屋に着いたら、手の指が痺れて来た。さらに昼寝してたら舌まで痺れて来て、むむむな感じになってしまったのです。便秘も併発してるしってこれは関係ないですね。

てな感じで、なんか不安な夜を過ごし朝を迎えたら、残っていたのは舌の痺れだけ。あとはついに風邪が治った感があって、超爽やかな朝を迎えました!(ちなみに舌の異常は家に帰ってからもどんどんひどくなり、どうやら舌痛症(ぜっつうしょう)というやつらしくて、原因不明でほっといてなおすしかないらしい)

【2日目】

寝苦しくて不安な夜をなんとかやり過ごし。5時起床。農鳥アタック隊の2人は既にいない。予定通り4時半に出発した様だ。オヤジ隊の方は、朝食前にご来光を拝み、雲海に浮かぶ富士山を堪能して、7時前に空身で間ノ岳アタックに出発。荷物は小屋にデポして、帰り道にピックアップして広河原に下るのだ。

▼ご来光を待つ山荘宿泊の人々。
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▼写真で見ると富士山小さいけど、実際はでかいよ〜。
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これまで荷物が重いことと、自分の足取りや身体の重さの事を関連づけて考えていなかったけれど、空身で歩いて見て、荷物がいかに行動のじゃまをしているか分かった。朝の歩きだしということもあり、空身だとるんるんスキップしたくなるくらい楽だ。下りの岩場なんかもバランスを崩す心配も全然ない。こりゃ〜天国だ!

▼空身だから、持ち物はサコッシュとカメラだけ。
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▼後ろを見ると昨日登った北岳がそびえる。
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という訳で、天気も最高、景色も最高、体調もまずまずに回復。過去最高の稜線歩きです。間ノ岳には、8時10分到着。富士山が見える、農鳥岳が見える。塩見岳も目の前だ。今頃、アタック隊は、農鳥岳に着いたことじゃないかしら?(まさに、あとから聞くとその頃、農鳥岳山頂でお弁当中だったそうです)

▼こんなに楽勝気分で山頂に立ったのは初めてだぜ!
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▼左の端が山頂で農鳥アタック隊がお弁当中の農鳥岳。
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▼雲海に浮かぶ富士山。
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コースタイム通り3時間で小屋に戻ってきて、八本歯のコルから下山です。小屋からコルまでトラバースルートがあるので、こりゃいいわいと行って見たら結構これがすごいアップダウン&スリリングなルートでした。面白い。

▼よくもこんなルート作ろうと思ったよなというルート。
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▼背景は間ノ岳。
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八本歯のコル直前からハシゴが出てくる。下から来る人はみな「もうだめ〜」「またハシゴかよ」なんて言ってる。聞くとどうやらコルの下には無数のハシゴがあるらしい。下りでは怖いところじゃなければ別にハシゴはいやじゃないのですが、多分登ってくるときにはイヤになっちゃうんだろうな〜。

▼八本歯のコルへのハシゴ。
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▼長い下りの前に休憩。こんな高いところでまったりするなんて最高や!
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八本歯のコルからのルートは、昨日の分岐の二股の左股をくるコースで、沢沿い直登して、バットレス(一枚岩)の取り付きからは、急登になるのでハシゴの連続になるというハードなコース。下りもかなり厳しい感じになる。救いはバットレスが間近にみられて景色が素晴らしいということか。

▼バットレスがこんな感じで見える。
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沢沿いまでくると、今度は足下が滑る滑る。砂と石のザレ場という感じで、何度か足を取られながら、精神的にも肉体的にも疲れる下降です。局長はすべったり、足が痛くなったりするたびに「だから下り嫌いなんだよな〜」とブツブツ言っていました。

この長い急な下りもどうにかやっつけて二股へ到着。ここまでくればあと2時間弱で広河原に戻れる。しかも斜度は緩い。ようやくこれで最終バスの1本前に間に合う確信が持てた。

好事魔多し。あと少しというとこに来ておんせん、ちょっとした段差で足を捻って、捻挫してしまう。歩けないほどではないけど、傾いたところに足を付くことはできない感じ。軽傷だったのは不幸中の幸い。なんとかだましだまし麓までやって来た。

局長も疲れているのか、「お、ようやく(広河原の)小屋が見えてきたぞ〜。着いた〜」って、「局長、あれば堰堤ですよ。まだもう少し下らないとですよ」という一幕も。

14時40分。山荘から4時間40分で下山完了。15時10分のバスに乗れるので、もしかしたら農鳥隊の2人に合流できるかもと思ったのですが、まあ彼らは16時10分の最終でしょうと思い、ここでの合流はないかと思って、芦安に。するとなんと、駐車場には彼らの車はすでになく、FBメッセージが「ちかくのコンビニでアイス食ってます」だって。

彼らは、コースタイム11時間のところをなんと8時間半で下って来て、奈良田13時のバスに乗って、14時10分の広河原からのバスに乗ってもう休んでるとことだって!農鳥岳先の大門沢下降点からの下りは劇下りなわけですが、生い茂るハイマツをかき分けて、文字通り転がる様に(ミキティは2回ほどまさに転がったらしいですが)標高差2,200mを降りて来ちゃったっ訳です。

▼農鳥隊の証拠写真①かの有名な農鳥小屋。
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▼農鳥隊②農鳥岳山頂。向こうに写るのは西農鳥岳だと思います。
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▼農鳥隊③奈良田への下降点。雲の下に降りて行く。
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▼農鳥隊④いじめとしか思えない木橋。
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さすがのミキティも多少は足に来たみたいで、より楽なコースで捻挫なんかしちゃうオヤジ的には少しホッとするとことではありますが、それにしても速い。健脚だな〜。

 おんせん「きょう1番キツかったのはどの辺?」
 ミキティ「農鳥小屋から西農鳥への登り。あそこです」
 おんせん「じゃあ、昨日キツかったのは?」
 ミキティ「昨日? うーん、ないですね」
 じぇじぇじぇ!どっかあるでしょどっかと聞くと、
 「おんせんさんと局長を25分待ってた時かな?」と答えたとか答えなかったとか。


お後がよろしい様で。

# by yamaoyaji_club | 2013-09-25 20:16 | 山の話題 | Comments(3)